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英会話、英単語、慣用句等をわかりやすく、楽しく説明しています。
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英単語 ことわざ「アヒル」
英語で「おしゃべり」の代名詞にされている動物って?「なぜ、それを知っているの?」と質問された時、「小耳に挟んだから」とよく言う。誰から聞いたかは忘れたがうわさで聞いたとか、話の出所を隠したい時に、この表現が使われる。では、これを英語で言うと、何というのだろうか?答えは、「a little bird told me (小鳥がささやいたんだよ)」「チュンチュンとおしゃべりな小鳥が、私の肩に止まってささやいた」と言うほどの意味で、いかにもうわさ好きの人が、ペラペラしゃべっていったという雰囲気がよく出ている慣用句だ。こう言われて、「その小鳥って、誰のこと?」と聞くのは野暮と言うもの。英語で「a little bird told me」と言えば、「誰に聞いたんだっけなア」と言うニュアンスも含まれる。
 
英語で「のれんに腕押し」は、英語ではアヒルが登場
話をしたり、行動に起こしても、一向に反応がないことを、日本語では「のれんに腕押し」と言う。風にひらひらとなびくのれんを腕で押したところで、反応も抵抗もないことから、この言葉が生まれた。では、「のれん」そのものがない英語圏では、相手から何の反応もないとき、何と言うのだろうか?意外にも、アヒルを登場させて、「It's like pouring water on a douck's back .(アヒルの背中に水をかける)」と言う。アヒルの体は、全身が“完全防水”で、羽は水をはじいてしまう。そうでなければ、濡れた羽が重くなり、すいすい泳ぐことも、敵から逃げることもできなくなってしまう。そこから、アヒルの背中に水をかけたところで、水はこぼれ落ちるだけ。やっても無駄と言うことから、この慣用句が生まれた。
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英単語 ことわざ「馬」
気持ちを落ち着かせる言葉に「馬」が登場するいきさつ
これから、仕事や勉強に取り組む友人に、日本人なら「頑張ってね」と声をかけるが、アメリカやイギリスでは逆。「楽しんでね(Enjoy it.)」や「気楽にね(Take it easy .)」と一声かけるのが、一般的である。
また、「Hold your horses.」(直訳は、「馬の手綱を引いていてね」)と言う表現もある。コレで、「あせらず、落ち着いてね」と言う意味になる。
なぜ、「気持ちを落ち着かせること」の、馬が出てくるのだろうか?
その昔、アメリカの田舎で行われていた草競馬では、スターターが騎手に「馬が先走らないように、手綱を引いておいてください」とこえをかけた。このときの言葉が、「Hold your horses.」だった。
そこから、「あせらず、落ち着く」「落ち着いて取り組む」と言う意味で、日常的に使われるようになったのだ。

英語で馬のゆるい駆け足「キャンター」と大司教との意外な関係
『Gallop』(ギャロップ)と言うタイトルの競馬雑誌があるが、英語の「ギャロップ」は「馬術に最速の走法、疾走」と言う意味。
競馬や乗馬の世界では、馬の歩き方や走り方に関して、その進む速度に応じて、違う言葉が使われている。順にあげると、「walk」(歩く)、「amble」(片側の足を同時に上げる歩き方)、「trot」(速足)、「canter」(ゆるい駆け足)、そして、「gallop」(疾走)である。
そのうち、「ゆるい駆け足」を「canter」と呼ぶのは、11世紀のイギリスのカンタベリー大司教トマス・ケベットに由来する。
彼は、アングロサクソン人として初めて大司教となった人物だが、ヘンリー2世の教会政策に反対して、国王派の人物に暗殺されてしまう。死後、彼を慕っていた多くの信者が、大司教のお墓を訪れるようになった。
その際、馬に乗った信者達は、カンタベリー寺院へ向かう街道を「trot」と「gallop」の中間の速さで進みながら、彼の死を悼んだ。それ以降、「カンタベリー」と言う地名にちなみ、ゆるい駆け足を「キャンター(canter)」と呼ぶようになったのである。

 

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