忍者ブログ
英会話、英単語、慣用句等をわかりやすく、楽しく説明しています。
 1 |  2 |  3 |  4 |  5 |  6 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

英語の頭文字は何の意味?
英語で文書の冒頭に「IOU]」とあったら、ご用心!
英語の文書を見たとき、一番上に「IOU」と記されていることがある。あるいは「I.O.U.」となっていることもある。何を意味するかと言うと、借用書のことだ。「IOU」を一文字ずつ読んでいくと、「アイ・オウ・ユー」となり、「私はあなたに借りがあります」という「I owe you」とよく似た発音になる。そこから借用書に「IOU」と書く習慣が生まれたのだ。「owe」を直接書くと、露骨になる。そこでぼかした書き方をすることにしたともいえる。実際に借用書を書くときは、「IOU30$」などと書き、いくら借りがあり、誰からいつ借りたのかを記すのがお約束だ。

英語でポンドを表す単位は、なぜ「Pb」ではなく「Ib」になったのか
イギリスの通貨の単位は「ポンド(pound)」で、これは重量の単位と同じである。重さでいうと1ポンドは、やく0.45キロだ。ポンドを表す記号は「£」または「Ib」で、ともに「I」を用いて表す。普通なら「ポンド」の頭文字である「p」を使いそうなものだが、「I」にしているのには、古い歴史がある。この「I」は、古代ローマ帝国の重量・通貨単位だった「リブラ・ポンドゥス(libra pondus)」の頭文字である。「リブラ」は天秤のことで、「ポンドゥス」は「重さ」を意味した。古代ローマ帝国では、1リブラ・ポンドゥスの銀から240枚のデナリウス銀貨をつくり、ローマ帝国滅亡後も、それはイギリスの通貨体制に残った。イギリスの通貨システムで、1ポンド=20シリング=240ペンスだったのは、そのためだ。また、「ポンド」を表す時は、そのもとになった「libra pondus」から「lb」となった。「£」もまた、「l」の大文字から生まれた単位である。一方、読み方は「リブラ・ポンドゥス」のうち、「ポンド」の部分をとったのだ

PR

英語で「ダウンタウン」は日本の“下町”とは違う
日本では、都市の市街地のうち、低地にある地区を「下町」、高台にある地区を「山の手」と呼ぶ。特に東京では、かつてはべらんめえ口調の下町、ざあます言葉の山の手、というふうに、下町と山の手では住む人のイメージがずいぶんと違った。一方、アメリカ英語にも、「アップタウン(uptown)」と「ダウンタウン(downtown)」と言う単語がある。ただし、これらは、日本の「山の手」「下町」の区分とは、意味合いかなり違う。確かに、アメリカでも、「ダウンタウン」は比較的低地にある。だが、それは「都市の中心部」や「ビジネス街」のこと。日本で言えば、浅草や上野などの「下町」ではなく、大手町や丸の内、副都心の新宿あたりを指す言葉なのだ。
したがって、「go downtown」と言えば、「繁華街へ買い物に行く」と言う意味。一方、「アップタウン」は、「都心から遠く離れた住宅街」と言う意味である。また、ニューヨークのマンハッタンに限って言えば、南北に細長い島の北が「アップタウン」で、南が「ダウンタウン」、その中間が「ミッドタウン(mid-town)」と呼ばれている。この場合、高い低いと言う地形とは関係なく、北が「アップ」で、南が「ダウン」になる。

英語で「ヒアリング・テスト」は、学校の試験とは大違い
日本人の英語力をめぐる問題は、聞き取りにあると言うことで、最近は大学試験にも、聞き取り試験が導入されている。これを「ヒアリング・テスト(hearing test)」と呼ぶことが多いのだが、このカタカナ語は欧米では誤解を与えかねない。「ヒアリング・テスト」は、英語では「聴力検査」と言う意味。学校の入学試験ではなく、就職試験の身体検査などで行われるものなのだ。英語に「聞く」と言う意味の単語は多いが、「ヒア(hear)」はたんに「音を聞く」と言う意味で、「ヒアリング」は「聴力」のこと。英語を注意深く聞き取りする時に使う言葉ではない。
英語の聞き取りを試す試験は、「リスニング(listening)」の一言でいい。「リッスン」には、聞いて理解しようと注意を傾ける意味が含まれているからだ。

英語でプラスアルファは?
英語で「フリー・チケット」とは本来はこんなチケットのこと
日本ではよく「フリー~」と言うカタカナを見かけるが、その多くは和製英語。例えば「フリー・サイズ(free size)」は、英語にはなく、英語では「ワンサイズ・オブ・オール(one size of all)」と言う。「フリー(free)」には、「制限のない」と言う意味がある。そこから「制限のないサイズ」と言うカタカナ語が作られたのだが、「制限のないサイズ」と言っても、英語では通じない。英語では、「全てに通じる一つのサイズ」というわけだ。また、「フリー・チケット(free ticket)」と言うと、日本では「乗り降り自由なチケット」とか「出入り自由なチケット」と言う意味になる。しかし「フリー」には「無料の」と言う意味があり、英語の「フリー・チケット」は「無料券」を指す。「フリー・マーケット」も、誤解の上に成り立った和製英語といえる。日本には、英語では、「フリー・マーケット」を「free market」とかくと勘違いしている人が多いようだが、正しくは「flea market」と書く。この「flea」は「蚤」のことであり、のみの飛び跳ねているような骨董品、ガラクタを売っている市が、本来の「フリー・マーケット」(「蚤の市」)なのだ。

英語で「プラスアルファ」と言う表現は、こんな誤解から生まれた。
日本人は何かを付け加える時、「プラスアルファ(plus α)」と言う言葉をよく使う。「氏に企画には、何かプラスアルファがないと売れないよ」などというのだがこの「プラスアルファ」の日本独特のカタカナ語だ。「α」は、ギリシャ・アルファベットの最初の文字である、英語の「A」に当たる。だから、「アルファ」に深い意味はないのだが、「プラスアルファ」と言う言葉が生まれたのは、日本人
の読み違いに端を発する。「プラスアルファ」は、英語では「プラスエックス(plus X)」。数学の方程式で未知数に「X」を使うように、英語の「X 」には未知のものと言う意味がある。「プラスエックス」なら、道のものを加えると言う意味に相応しい。その「プラスエックス」が正しい形で日本に上陸し損ねたのは、日本人が筆記体の「x」を、ギリシャ語の「α」に見間違えたから。その見間違えがに日本では定着し、「プラスアルファ」と言う言葉が使われるようになったのである。
 

♥ Admin ♥ Write ♥ Res ♥
フリーエリア
ブログ内検索
バーコード
アクセス解析
Copyright ©  今から英語、もう一度英語  All Rights Reserved.
*Material by *MARIA  / Egg*Station  * Photo by Kun  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]