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英会話、英単語、慣用句等をわかりやすく、楽しく説明しています。
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英会話 門限
日本には、「夕焼け小焼けで日が暮れて、山のお寺の鐘がなる」という童謡があるが、ヨーロッパでは、教会の鐘の音が夕暮れ時を告げる。この夕方に鳴らす暮鐘のことを、英語で「カーフュー(curfew)」という。
この「カーフュー」という単語、海外に行くと、意外な場所で出くわすことがある。宿泊施設の案内などに「Curfew is at 11p.m.」などと書かれているのだ。「curfew」には、晩鐘という意味のほかに、「門限、消灯時刻」という意味もあるからだ。
中世ヨーロッパでは、就寝前の決められた時間に、鐘を鳴らして、火の始末をうながすという習慣があった。それによって、台所の火の消し忘れなどによる火事をふせいだのである。
「カーフュー」と言う単語も、もとをたどれば「cover + fire」。つまり、「火を消せ」という意味。中世の人々は、床につく前に鳴る鐘の音で、火を消したかどうかを確認していたのである。それが、やがて「夜間の外出禁止時間」を指すようになり、「門限」の意味になった。「Oh,my curfew is coming. I have to go.」(もう門限だ。帰らなきゃ)というふうに使う。

英語圏 温泉
温泉のことを英語では「スパ(spa)」という。温泉をこう呼ぶようになったのは、ベルギーに「スパ」という温泉があったから。
ベルギーの森の中の「スパ」という土地に温泉がわいていることは、すでに14世紀には知られていた。ただ、当時はヨーロッパの人々には、温泉に入る習慣がそれほどなかった。古代ローマ帝国の時代、温泉は大衆的なものだったが、中世ヨーロッパでは、そうではなかったのだ。
その後、温泉には傷病者を癒す効果があるとわかってくる。18世紀、温泉の効能がよく知られるようになるにつれ、ベルギーの温泉地スパも有名になった。「スパ」は温泉地の代名詞のようになり、やがて温泉全体を指すようになったのだ。

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