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英会話、英単語、慣用句等をわかりやすく、楽しく説明しています。
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英語で結婚式
英語で「結婚式」のことを、英語では「マリッジ」や「ウェディング(wedding)」という。日本人には、「ウェディン・グドレス」「ウェディング・ケーキ」のほうが身近だ。「ウェディング」は「結婚する」という意味の「wed」が名詞化したものだが、「wed」の本来の意味は「掛け金」あるいは「保証金」だった。かつて、古代ゲルマン社会の結婚では、花婿側が花嫁側にお金を払う習慣があったため、結婚に際して、保証金を必要としたのだ。こうして結婚時に保証金をはらっていくうちに、「wed」には「約束する」「誓う」と言う意味が生まれ、「結婚する」こと自体を指すようになったのだ。「掛け金」と聞くと抵抗があるが、その本質は「約束する」「誓う」なのだから、「結婚」の意味にピッタリだったというわけだ。

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英語 チェックメイト
チェスでキング(王様)を詰むことを「チェックメイト(checkmate)」という。負けと同義であることから、挫折、失脚、破滅という意味まで持つようになっている。その「チェックメイト」、「チェック」と「メイト」を組み合わせた言葉のようにも見えるが、全く違う。検査するという意味の「チェック」と、仲間を意味する「メイト」の組み合わせでは、「詰み」という意味にはならない。
英語の「チェックメイト」は、ペルシャ語とアラビア語に由来する。チェスの歴史は古く、原型は紀元前のインドで行われていたチャラトンガという戦争ゲーム。それが、6世紀ごろ西のペルシャに伝わり、さらにはアラビア世界を経て、ヨーロッパに伝わった。
「チェック(check)」は、ペルシャ語で「王」を意味する「シャー(shah)」に由来する。「メイト(mate)」は、アラビア語で「死」を意味する「マート(mat)」にはじまる。ペルシャ語とアラビア語がかけ合わさった「shah-mat」は「王の死」であり、そこから英語化した「チェックメイト」は「詰み」を意味するようになったのだ。

英語 格闘技
ボクシングやプロレスなど、格闘技のマット上を「リング(ring)」という。「決闘の場」という意味だ。「リング」は「結婚リング」という言葉もあるように、元は「輪」という意味。それが「決闘の場」という意味でも使われるようになった理由をめぐっては、意味でも使われるようになった理由をめぐっては、諸説がある。
一つは、18世紀前半のイギリスの社会事情に基づくという説。当時、もめごとが起きたときは、決闘でかたをつけることがあった。このとき、争う両者は、円形の場所で勝負した。「輪(リング)」状の場所で勝負したことから、戦いの場を「リング」というようになったという。もうひとつは、初期のボクシングの風習から、という説。初期のボクシングでは、ボクサーたちが街から街を流れ歩き、その街の腕自慢と試合をするというスタイルが主流だった。そのとき、試合場をどうこしらえたかというと、何人かの男が輪になるように立ち、彼らが一本のロープを持った。そして、戦いたい腕自慢は、自分の帽子を人で作った輪(リング)の中に投げ込めばよかった。そこから戦いの場が、「リング」と呼ばれるようになったというのだ。

英語でジャックポット
英語では宝くじなどで、予想もしない大当たりが出たとき、「ジャックポット(jackpot)」が出たという。このジャックポットと言う言葉は、もともとはトランプゲームのポーカーに由来し、「ポット」とは、1回の勝負に賭けられたお金の総額のこと。ポーカーで1回の勝負で大金を得るには、最低でも「ジャック」のカードのワンペア程度は必要だ。そこから、「ジャックポット」という言葉が生まれ、大当たりをするようになった。その後、スロットマシンの世界でも、最高のあたりの組み合わせを「ジャックポット」というようになる。そんな賭博の世界の用語が、宝くじなど、ほかのものにも使われるようになったのだ。
 
英語でラジャーって何?
英語で特撮ドラマを見ていると、地球警備隊が、隊長の命令に「ラジャー」と応じるシーンが登場するが、この「ラジャー」、日本独特のものではなく、ちゃんとした英語である。「ラジャー」は、モールス信号に由来する。かつて通信手段として、もっぱらモールス信号がつかわれていた時代、モールス信号の「R」は「了解」という意味で使われていた。やがて、モールス信号の時代から肉声による通信の時代にうつってもいっても、「R」が了解を意味するのは変わらなかった。ただ、音声で「アール」とだけ言ったのでは、聞き違いのおそれが出てくる。これは、「A」や「B」など、ほかのアルファベットでも同様なので、誤解のない言い方が工夫されるようになった。たとえば、「B」を言うときは、「B」の頭文字を使って「ベーカー」とした。要は、特定の単語で、アルファベットを表現するようにした。その際、「R」は「ラジャー」となったのだ。この「ラジャー」が、やがて通信の世界にとどまらず、幅広く使われるようになったのだ。
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