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英会話、英単語、慣用句等をわかりやすく、楽しく説明しています。
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英語でアトラスとは?
英語で地図帳とギリシャの英雄「アトラス」との不思議な関係
地図は英語で「マップ」だが、地図帳となると「マップ」ではなく、「あとらす(atlas)」という。この「アトラス」は、ギリシャ神話に登場する巨人アトラスに由来する。ギリシャ神話の巨人が、地図帳を意味する言葉になったのは、オランダの地理学者メルカトルが、地図帳を出版したことに始まる。メルカトルは、航海図法に用いられる「メルカトル図法」の発明で知られるが、彼の編纂した地図帳の表紙や見返しには、地球を支える巨人アトラスの姿が描かれていた。ギリシャ神話のアトラスは、オリンポスの神々との戦いに敗れ、罰として天空を両肩で支えなければならなくなった巨人のこと。メルカトルは、自身の地図帳に、天空ではなく地球を背負うアトラスの図を載せたのである。このメルカトルの地図帳は、やがて巨人「アトラス」の描かれた地図帳として知られるようになった。そして、地図帳そのものも「アトラス」と呼ばれるようになったのである。

英語でサインする時に突如現れるジョン・ハンコックって何者?
アメリカで文書に署名を求められた時、「Please, put your John Hancock on it .」という文に出くわすことがある。「それにご署名お願いします」という意味なのだが、文中の「ジョン・ハンコック」氏の唐突な登場に戸惑うかもしれない。「ジョン・ハンコックさんなんて知らないのに、署名していいかどうか」と迷う人もいるだろう。
「ジョン・ハンコック」という人物名が署名を意味するようになったのは、アメリカ独立戦争にさかのぼる。ハンコックは、アメリカ独立のために活躍し、1776年のアメリカ独立宣言では、最初の署名者となった。その署名は肉太で、読みやすかった。そこから署名を求める文に「ジョン・ハンコック」の名を入れるのが流行り、根付いたのである。
今では「ジョン・ハンコック」以外に、「ジョン・ヘンリー」も同じように用いられている。
 

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英単語 白鳥
人生最後の作品が「白鳥の歌」と呼ばれるマル秘エピソード
夏目漱石の「明暗」、太宰治の「グッドバイ」、三島由紀夫の「天人五衰」(四部作『豊饒の海』第四巻)といえば、いずれも絶筆となった作品。英語では、こうした作家の最後の作品を「白鳥の歌(swan song)」と言う。これは、「白鳥は、死の直前に美しい声で歌う」と言う古い言い伝えに由来する。このロマンチックな言い伝えが、多くの詩人に読まれたこともあって、やがて作家に限らず、芸術家の最後の作品と言う意味で使われるようになった。また、新聞や雑誌では、大統領や首相の退陣声明の意味で使うこともある。
ただし、「白鳥は、死ぬ直前に美しい声で歌う」と言うのは、人間の生み出した作り話。そもそも白鳥は、歌うような鳴き声は出さない鳥だ。
英単語 ミルクの道
日本には、7月7日の七夕に、天の川の両岸に離れ離れになった牽牛と織女が、年に一度デートできるという、ロマンティックな伝説がある。
もっとも、牽牛星(アルタイル)と織姫星(ベガ)は、16光年もはなれているから、伝説のように出会うのは難しいだろう。もし、織姫が牽牛にウインクしたとしても、それが見えるのは16年後。織姫はすでにおばさんになってしまっているという、“超遠距離恋愛”である。
この天の川、ギリシャ神話では、母親のおっぱいにたとえられている。英雄ヘラクレスが赤ん坊のころ、父親のゼウスは息子に不死の力を与えようとして、妻である女神ヘラが眠っている間に、その母乳を飲ませていた。ヘラが眠っている間に飲ませたのは、ヘラクレスは、ゼウスと浮気相手の間にできた子供でヘラの産んだ子供ではなかったからである。
ある日、乳を吸われる痛みで目覚めたヘラは、憎きヘラクレスがそこにいるのを知って、怒りのあまりヘラクレスを突き飛ばした。なんと、そのとき、力余って天高く飛び散ったヘラの母乳が天の川になったという。そこから、英語では、天の川を「ミルキー・ウェイ(Milky Way)」、すなわち「ミルクの道」というようになった。
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