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英語でナンバーは?
英語で「ナンバー(Number)を略すと、なぜ「No.」になるのか
ベートーベンの「交響曲第9番」が英語では、「Symphony No.9」と記されるように、通し番号のある商品や事物には、しばしば数字の前に「No」が記される。これは「ナンバー」の略であるが、「NUmber」を略すなら、普通は頭文字と末尾の文字から、「Nr.」となりそうなものだ。あるいは最初の2文字をとって「Nu.」となるだろう。それなのに、「Number」の中に含まれない「o」がつかわれ、「No.」となったのは、本家のラテン語を略したものだから。ラテン語には、「番号でいえば」という意味の「Numero」と言う言葉がある。その「Numero」の頭文字「N」と末尾の「o」をつないで「No」となり、これが英語でも使われ、世界に広まったのだ。
英語で「&」は英語で読むと「アンド」でなくなる?
「&」は、英語の苦手な日本人もよく使う記号。「と」の意味で、前の言葉と後の言葉をつなぐ時に用いる。この「&」、正式には「アンパサンド(ampersand)」と呼ばれる。「&」の記号自体は、「アンパサンド」と言う名がつく以前からあり、ラテン語に由来する。ラテン語では「and」の意味を「et」で表し、イギリスでは大文字で「ET」と記した。その筆記体の大文字「E」と「T」が合体し、「&」という記号になった。当時、この「ET」や「&」をどう読んだかと言うと、そのままラテン語式に「et」と読むこともあれば、英語の「アンド」に置き換えることもあった。「&」を「アンパサンド」と呼ぶようになったのは、子供達のアルファベットの覚え方の工夫から始まる。ABCを覚える時かつては「A per se A, B per se B」と覚えていた。「per se」はラテン語で「それ自身」を意味し、「AそれでA自身」となる。さいごの「Z per se Z」の後にもう一つ、「& per se &」と続いた。これが略されて、いつしか「&」を「アンパサンド」と読むようになったのだ。