忍者ブログ
英会話、英単語、慣用句等をわかりやすく、楽しく説明しています。
 9 |  10 |  11 |  12 |  13 |  14 |  15 |  16 |  17 |  18 |  19 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

英単語 ナポレオン
英語で「有名人の最後の言葉」とは決してほめ言葉ではない?
「余の辞書に不可能と言う文字はない」とは、言わずと知れたナポレオンの言葉。だが、そんな威勢のいい言葉をはっしても、結局は戦いに敗れて島流しになってしまった。こんなふうに、歴史上の人物が残した名セリフには聞こえはいいが、実体が伴わないもの少なくない。「これは、全ての戦争を終わらせるための戦争だ」とか「人類は同じ過ちを繰り返さない」とか。そこから英語では、「famous last words」(歴史上の有名人が死に際に残した言葉)が、「真実味に欠けた言葉」という皮肉で使われるようになった。例えば、「社長が、今年の冬のボーナスははずむって、言ってたぜ」と言うセリフに対して、「Famous last words」(口だけだよ)と切り返すのである。

英単語 白鳥
英語で人生最後の作品が「白鳥の歌」と呼ばれるマル秘エピソード
夏目漱石の「明暗」、太宰治の「グッドバイ」、三島由紀夫の「天人五衰」(四部作『豊饒の海』第四巻)といえば、いずれも絶筆となった作品。英語では、こうした作家の最後の作品を「白鳥の歌(swan song)」と言う。これは、「白鳥は、死の直前に美しい声で歌う」と言う古い言い伝えに由来する。このロマンチックな言い伝えが、多くの詩人に読まれたこともあって、やがて作家に限らず、芸術家の最後の作品と言う意味で使われるようになった。また、新聞や雑誌では、大統領や首相の退陣声明の意味で使うこともある。ただし、「白鳥は、死ぬ直前に美しい声で歌う」と言うのは、人間の生み出した作り話。そもそも白鳥は、歌うような鳴き声は出さない鳥だ。
 

PR

英語でアトラスとは?
英語で地図帳とギリシャの英雄「アトラス」との不思議な関係
地図は英語で「マップ」だが、地図帳となると「マップ」ではなく、「あとらす(atlas)」という。この「アトラス」は、ギリシャ神話に登場する巨人アトラスに由来する。ギリシャ神話の巨人が、地図帳を意味する言葉になったのは、オランダの地理学者メルカトルが、地図帳を出版したことに始まる。メルカトルは、航海図法に用いられる「メルカトル図法」の発明で知られるが、彼の編纂した地図帳の表紙や見返しには、地球を支える巨人アトラスの姿が描かれていた。ギリシャ神話のアトラスは、オリンポスの神々との戦いに敗れ、罰として天空を両肩で支えなければならなくなった巨人のこと。メルカトルは、自身の地図帳に、天空ではなく地球を背負うアトラスの図を載せたのである。このメルカトルの地図帳は、やがて巨人「アトラス」の描かれた地図帳として知られるようになった。そして、地図帳そのものも「アトラス」と呼ばれるようになったのである。

英語でサインする時に突如現れるジョン・ハンコックって何者?
アメリカで文書に署名を求められた時、「Please, put your John Hancock on it .」という文に出くわすことがある。「それにご署名お願いします」という意味なのだが、文中の「ジョン・ハンコック」氏の唐突な登場に戸惑うかもしれない。「ジョン・ハンコックさんなんて知らないのに、署名していいかどうか」と迷う人もいるだろう。
「ジョン・ハンコック」という人物名が署名を意味するようになったのは、アメリカ独立戦争にさかのぼる。ハンコックは、アメリカ独立のために活躍し、1776年のアメリカ独立宣言では、最初の署名者となった。その署名は肉太で、読みやすかった。そこから署名を求める文に「ジョン・ハンコック」の名を入れるのが流行り、根付いたのである。
今では「ジョン・ハンコック」以外に、「ジョン・ヘンリー」も同じように用いられている。
 

英単語 グロッキー
英語で「グロッキー」の語源は、イギリスの提督だった!
パンチを打たれまくって、フラフラになったボクサーの様子を「グロッキー状態」という。あるいは、働きすぎてフラフラのサラリーマンのことも、「彼はグロッキー状態だ」などという。このグロッキー、英語の「グロッギー(groggy)」からきたもので、イギリスの海軍から生まれた言葉だ。18世紀のいギリスの海軍提督エドワード・ヴァーノンのあだ名は、「オールド・グロッグ(Old Grog)」だった。彼が当時「grogram」と呼ばれる外套をよくまとっていたことから、このニックネームが付いた。
オールド・グロッグ提督は、ラム酒の水割りが大好きで、ある日、水夫達に特別の水割りを振舞った。水夫達は喜び、以来、提督に敬意を表し、水割りの酒を提督のあだ名である「グロッグ」と呼ぶようになった。
ご存知のように、水割り酒は飲みやすい。とはいえ、アルコールが含まれていることは確かだから、飲みすぎれば酔っ払ってフラフラとなる。いつしか、水割り酒「グロッグ」を飲みすぎて酔っ払ってしまい、フラフラ状態になることを「グロッギー」と言うようになった。
その「グロッキー」、時代の移りかわりとともに、酔っ払うと言う意味は消えて、疲労や打撃でフラフラになることを、こう呼ぶようになったのである。

英語で落下傘部隊が降下する時、「ジェロニモ」と叫ぶわけ
アメリカの空挺師団の落下傘部隊では、飛行機からパラシュートで降下する時、隊員達は「ジェロニモ(Geronimo)」と叫ぶ。この「ジェロニモ」、武運を祈るとともに、気合を入れるための叫び声だが、もとは人名だ。ジェロニモは、19世紀後半から20世紀初頭を生きたアメリカ先住民である。アメリカ先住民は、ヨーロッパからやってきた入植者に、土地を奪われていくが、アパッチ族のリーダーだったジェロニモは、最後まで抵抗をやめなかった。ジェロニモの奮闘は、後に映画化され、その映画をアメリカの第82空挺部隊の隊員達も見た、彼らはその映画に興奮し、やがて作戦演習が始まると、お互いを「ジェロニモ」と呼び合い、士気を高めるようになった。空挺部隊での「ジェロニモ」熱は、さらに広がった。パラシュートで落下する時の叫び声や、成功した時の叫び声にも、「ジェロニモ」が使われるようになったのだ。
 

♥ Admin ♥ Write ♥ Res ♥
フリーエリア
ブログ内検索
バーコード
アクセス解析
Copyright ©  今から英語、もう一度英語  All Rights Reserved.
*Material by *MARIA  / Egg*Station  * Photo by Kun  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]